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意思決定支援

事例研究活動・発表~生活の家 桜美寮「職員の先入観や思い込みで、利用者様の生活の幅を狭めているのではないか…」桜美寮における意思決定支援~先入観や固定概念からの脱却~

昨年11月30日(土)に開催した
「令和元年度 社会福祉法人同朋会 事例研究活動・発表会」において発表した取り組み内容を紹介をします。
 
①施設名:生活の家 桜美寮

②事例研修活動テーマ:桜美寮における意思決定支援~先入観や固定概念からの脱却~
桜美寮における意思決定支援~先入観や固定概念からの脱却~

③事例研究概要
 平成29年3月「障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン」が出され、桜美寮でも利用者様の意思決定支援、その在り方について研修、見直しをしてきました。全職員へ意識調査を実施した結果、本人の意思を尊重する重要性は理解しながらも、リスクの少ない、間違った選択をしない等の支援者側の先入観で物事が決定している場面が多い実態が明らかとなりました。「職員の先入観や思い込みで、利用者様の生活の幅を狭めているのではないか…」といった仮説により、入所利用者Bさんの余暇活動に焦点を当て、従来とは違ったアプローチを行う事で、それまではパターン化された生活から新たな生活を見出すことができました。職員側も「それがBさんの望んでいると」勝手に思い込んでいた生活を少し変えることができ、結果生活の幅が広がることが確認できました。

 私たちは様々な場面で選択を重ねながら自分の人生を形成しています。それは、知的障害がある利用者様も同様に有する権利です。今回の事例研究を通して、その基本的な権利、人としての尊厳を日々の支援場面で常に意識して取り組む必要性を確認しました。

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④事例研究活動・発表を終えての感想
 これまで意思決定支援とは単純に選択肢を与えるだけだと思っていました。しかし活動を進めるにあたり職員の先入観や固定概念から利用者様への選択肢を制限しているということが分かり、利用者様に良い支援の在り方について考えさせられる良い活動となったと思います。発表は職員の意識調査の結果が生々しく恥じる部分であると感じましたが、職員間で確認しあえた部分ではよかったと思います。

 意思決定が大事と分かっていながらも職員アンケートの検証結果では職員の主観的意思決定が多いなど、事例研究しなければ分からなかった事が浮き彫りになったと思います。

 支援員への意識調査の結果から、提示する選択肢が保守的或いは支援員の主観に偏ったものであることが数値として明らかになったことが良かったと思います。今後は、如何に多様な選択肢を示せる、或いは多様な要望に応えられる意思決定支援の展開が重要になると考えるきっかけとなりました。

 意思決定支援を行なう難しさを実感しました。その中でも様々な取り組みから、支援のあり方や考え方が以前より利用者の方の意思を尊重するものになっていると感じています。今回研修委員が中心になって行った研究を通して感じたことをこれからも大切にしながら支援をしていきたいです。


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⑤事例研究活動参加メンバー
藤井理恵さん、藤井敦さん、國枝雅典さん、臼田寛太さん
桜美寮における意思決定支援_事例研究活動メンバー_20191130

⑥施設長コメント
 支援員の考えや支援の方向性に相違がある場合、それらを調整し、同じ方向を向いて支援することが、意思決定支援の実現を左右する重要な要素となります。皆でこのテーマに取り組み職員間で確認しあえたことは大きな成果であったと思います。2年間、お疲れさまでした。
生活の家 桜美寮 上野施設長

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「職員の先入観や思い込みで、利用者様の生活の幅を狭めているのではないか…」といった仮説を立て、先輩や後輩という経験の差を超えて向き合い、話し合って、研究を重ねた結果、得られた非常にレベルの高い内容の事例研究活動・発表でした。
上記以外に、専門知識や技術スキルを高める研修やテーマ別研修にも積極的に取り組んでいます。

私たちと一緒にあなたも自身を磨き、高めませんか?

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自分で決める力を育む支援~東濃自閉症援助センター「かさはら」の事例研究活動

社会福祉法人同朋会では、2013(平成25)年度から事例研究活動に取り組んでいます。
 
この活動は、各施設で提供している支援や介護・保育のサービスについて振り返り、
まだ知りえないことや新たな知識・技術などを得るために、
実際の具体的な事例を取り上げ、
仮設を立て既存の理論と比べながら、
さらによいサービスをご利用者・園児やご家族、地域住民に届けられるようにしていくためのものです。
また、この活動を通じて職員の育成、キャリアアップにもつなげていくことも目指しています。
実際、職員のレベルは確実に上がってきています。
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写真は8月7日(水)に行われた事例研究活動「指導会」で、かさはらの担当者が指導を受けている様子です。
 
■部署:東濃自閉症援助センター「かさはら」(多治見市)

■テーマ:自分で決める力を育む支援
~行動の背景にある思いを探りながら

■取組理由:
・意思決定支援が支援現場に求められるようになった根拠、背景を知り、理解を深める。
・組織として計画的に取り組み始めてから見えてきた気づきや課題をその都度仮説を立て、検証し、共有することで意思決定支援についての見識や支援技術の向上を図り、本人理解への深まりを喚起する。
 
■発表内容:
1.取り組みへの導入経緯
2.実践報告
・職員への意識調査、アンケート実施
・行事への主体的な取り組み、企画アンケート
・作業班レベルでの意見箱の設置
3.具体的な事例
①意思の表出が困難な方の自販機の使用を通して
・自分の決定が喜び、自信へとつながる支援
・意思の形成にどのように関わり応援していくか
②作業活動に抵抗を示す方への支援
・作業への目的意識を自身で持てるために
4.自分で決める力を育むために必要なこと、大切にしたいこと
5.今後の課題について
 
■発表時期:2020(令和2)年11月 
 
事例研究活動・指導会_かさはら_20190807
 
 
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岐阜県の委託事業「介護人材階層別育成セミナー」メイン講師として岐阜県内の各地で介護事業所への指導教育にも携わっておられる
人事コンサルタント・社会保険労務士・社会福祉士の鷹取先生です。
 
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事例研究活動以外にも、専門知識やスキルを高める研修やテーマ別研修へ積極的に取り組んでいます。
私たちと一緒にあなたも自身を磨き、高めませんか?

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・保育施設(保育園)
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高齢を見据えた日中活動・余暇における意思決定支援~生活の家桜美寮における事例研究活動

社会福祉法人同朋会では、2013(平成25)年度から事例研究活動に取り組んでいます。
 
この活動は、各施設で提供している支援や介護・保育のサービスについて振り返り、
まだ知りえないことや新たな知識・技術などを得るために、
実際の具体的な事例を取り上げ、
仮設を立て既存の理論と比べながら、
さらによいサービスをご利用者・園児やご家族、地域住民に届けられるようにしていくためのものです。
また、この活動を通じて職員の育成、キャリアアップにもつなげていくことも目指しています。
実際、職員のレベルは確実に上がってきています。
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写真は8月7日(水)に行われた事例研究活動「指導会」で、生活の家桜美寮の担当者が指導を受けている様子です。
 
■部署:生活の家桜美寮(障害者支援施設)

■テーマ:桜美寮が抱える「高齢化」&「重度化」について
~『高齢を見据えた日中活動・余暇における意思決定支援』

■取組理由:判断能力が低い障がい者は若い頃から自らの意思を代行者によって決められてきた経緯があります。桜美寮としては「高齢化」「重度化」が進み、より自らの判断を他者に委ねる機会が多くなりましたが、支援者として利用者が普段の生活の中から意思を表現できる場面はどこか、日中活動や余暇活動の中で表現できるのではないか、そう考え取り組むこととした。
 
■発表内容:
・意思決定支援とはなにか?
・桜美寮の現状
・桜美寮で可能な意思決定支援はなにか?
・意思決定支援の実践的取り組みから~ケーススタディ…現状把握、仮説、取り組み、検証、まとめ
 
■発表時期:2019(令和元)年11月 
 
事例研究活動・指導会_生活の家桜美寮_20190807__
 
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令和4年度 社会福祉法人同朋会 事例研究活動発表
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